TV番組のような動画の作り方vol.1
TV番組のような構成で動画を作りたい!が作り方がわからない
僕は映像制作を仕事としている。だが、新しく受けた案件で初めてロケに行き、自分でカメラをまわし、ディレクションを行い、編集するということを初体験した。
しかし、いざ情報を得ようと思っても、この情報社会にも関わらずTV番組の作り方なんてものは、どこにも書いていない。
そこで、僕が今、仕事で制作しているYoutubeで配信予定のTVっぽい動画の制作過程を解説しながら番組制作とは何かを考えていきたいと思います。
制作過程の解説は全5~6回
内容は以下のようなものになります。
- 企画
- 動画の構成
- 撮影機材
- ロケの準備と当日
- 編集
- 公開
番組企画を考える
撮影とか編集とか色々ありますが、まずは企画です。
どんな仕事でも、ここがしっかりしていないとダメです。
企画自体は、クライアントからの持ち込みだったので、僕は以下の5つに重点を置いて企画を煮詰めました。
- 企画内容
- 構成
- ロケ場所
- 放送形態
1.企画内容
僕が今やっている企画内容は「北海道を巡って各地の名産品を見つけ、その名産品をクライアントのお店で商品として扱う」となります。
企画自体はクライアントからの持ち込みなので、僕はそれを膨らませました。
2.構成
企画が来た時は、構成はほぼ何も決まっていませんでした。
なので、クライアントもスタッフも企画内容は理解しているが、完成した形が描けずにいたので、おおまかなに文章で構成を作りました。
- 番組オープニング
- 番組内容説明
- 地図演出※本日のロケ地
- オープニングトーク
- 店内リポート
- 商品選び
- グルメコーナー
- 商品紹介※6で選んだ商品を紹介する
- エンディング
こういった形で構成を作り、ロケ地候補に挙がっていた場所でシミュレーションをして関係者全員のイメージを作り上げていきました。
3.ロケ場所
ロケ場所は名産品のリサーチを行い、アポを取り、移動の効率を考えて順番を決めます。アポが取れなかった場合は、現地で再度お願いするか、商品を購入して違う場所で撮影することにしています。
宿は今のところ、クライアント側で手配してもらっているので僕は何もしていません。助かります!
4.放送形態
Youtubeチャンネルを作り、アップする。尺は、スマホ、PCでの視聴がメインになるので2~4分程度。配信日は特に設けていないので、編集が終わったものから順次アップしています。
また、ロケの様子などをInstagram、Facebookで発信しています。
まとめ
撮影・編集時のテーマのブレが無くなるので、企画と構成を煮詰めることは必須作業です。
ガチガチに固めても面白みが無くなってしまいますが、企画意図が見えないままロケに行ってしまい、その場のノリで撮影してしまうのが一番危険です。
※その時は楽しいですが、編集が大変になり、内容が中途半端になってしまいます。僕も絵が足りなかったり、こういうカット欲しかったーと編集で叫んでおります。
次回は「構成と撮影機材」について解析していきます。