父さんはデザイナー

デザイン、モーショングラフィック、アプリ開発などを中心に自分がインプットしたものを吐き出していきます

CC Mr.Mercuryを使用した炎の表現

ブログ更新チャレンジ13日目。

最近LINEスタンプのアニメーションを作ってます。その流れで、久しぶりにAEのエフェクト「CC Mr.Mercury」を使って炎を作りました。

完成形はこんな感じです。

youtu.be

 1.コンポの設定と使用エフェクト

コンポ設定

使用エフェクト

VC Color VibranceはVideo Copilot社の無償プラグインです。下記からダウンロードできます。

www.flashbackj.com

2.ベースになる炎を作る

平面レイヤーの名前を「base_small」に変更し、3つのエフェクトを適用します。平面レイヤーはコンポサイズで作成し、色の指定はありません。

  1. CC Mr.Mercury:炎の原型
  2. CC Vector Blur:形状調整
  3. VC Color Vibrance:色味調整

各パラメータ

〇Mr.Mercury

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Vector Blur、Color Vibrance

Color VibranceのColorは「235,131,0」

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調整すると、このようになります。

f:id:kaminobu:20180810132621j:plain

3.形状が違う炎を作り「base_small」に重ねる

2で作成した「base_small」レイヤーを複製し、名前を「base_large」に。エフェクトを調整し、レイヤモードをスクリーンにする。

〇調整するエフェクトパラメーター

Mr.Mercury

  • Birth Rate 3.0

調整した炎

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モードをスクリーンにして「base_small」と重ねた結果

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4.炎のディティールを作る

「base_small」レイヤーを複製し、名前を「details」に。エフェクトを調整し、レイヤーモードを加算にする。

〇調整するエフェクトパラメーター

Mr.Mercury

  • Velocity 0.6
  • Blob Birth Size 0.10
  • Blob Death Size 0.10

調整したディティール

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モードを加算にして重ねた結果

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5.火の粉を作る

「details」レイヤーを複製し、名前を「sparks」に。エフェクトを調整し、レイヤーモードを加算にして炎の完成。

〇調整するエフェクトパラメーター

Mr.Mercury

  • Velocity 0.7

Color Vibrance

  • Color 255,0,0

調整した火の粉

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モードを加算にして重ねた結果

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6.レイヤーのINを調整して完成

燃え方がMAX状態から始めたいので、レイヤーのINを-31ぐらいにします。これで完成!まだまだ応用が効きそうなMr.Mercury!最後にタイムライン貼っておきます。

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