アラフォーデザイナーの転職日記4--先輩からの助言--
転職日記第4回は、昔お世話になった先輩からの助言についてです。
第3回はこんな感じでした。
先輩たちに聞いてみた
昔、お世話になった先輩、上司を食事に誘い「自分の立ち位置」「ポートフォリオの評価」「業界の情報」などを聞いてきました。
アドバイス、評価、情報
- 3Dの案件があるからやる?と言われましたが、もう何年も触っていないし、今から勉強しても厳しいので断りました。この話の中で、3D業務に関する自分の立ち位置がある程度判明。
- 企画とかディレクターに向いてるんじゃないって言われた。
- Instagramに投稿しているイラストいいねと言われた。こんなに書き続けているのは意外という意見が多かった。
- 転職は期限を決めた方がいい。
- 遊技機の案件が激減しているので、CG業界も色々と地殻変動が起こっているらしい。
- 面白い仕事をしていた会社が利益を追求して、面白くない(クリエイター的に)仕事が増えた結果、利益は上がったが人が辞めていったらしい。
- フリーランスは仕事を維持するのが大変だ。自分に見合った仕事を、適正な価格と時間で裁く能力が必要。
- モーショングラフィックスの作品いいね。需要もあるし、アピールポイントになる。
- 年齢と家族のことを考えると、あんまり冒険はできないね。
- この仕事幾らで受けたの?と聞かれ「○○円です」と激安な金額を伝えると、案の定怒られる。※金額を決めたのは僕ではありません。
アドバイスとかもらってテンションが上がる
結果的に、テンション上がりました。MAXです。良さげな会社があったら紹介するよと言ってくれた人もいたし、貴重な意見も聞けたから、しっかり次につなげるようにしたい。
悪魔でも、ひとつの意見としてインプットすることが大切だと思います。天狗にならず、そして変に卑屈にならず。
自分の評価を知るって大切
今の会社に在籍して今年で7年目。気づくのが遅かったけど、社内評価と社外評価はまたくの別物。会社との関係性とか、自分の価値とか「労働」という物を言い訳にして、そういう物と向き合ってこなかった。
この記事にも書いてますが「自分の社外評価を毎年更新する」。これ、大事です。社内では通用するが、社外では通用しない技術や考え方。めっちゃ怖いです。気づいた時の恐ろしさ。
作品以外にも、更新するものってたくさんあります。そしてそれは目には見えないもの、常に意識しながら生きていく必要がある。
アラフォーデザイナーの転職日記3--証明写真撮影と初応募--
転職日記3!ということで、今回は「証明写真撮影と初応募」について書いていきます。ちなみに前回はこんな感じの内容でした。
写真館で証明写真撮影
履歴書、職務経歴書、ポートフォリオが揃ったので、残るは証明写真だろ!ってことで近所の写真館で撮影。最初、ボックス型の3分間写真にしようと思ったのですが、クオリティを考えて写真館を選びました。
写真館で撮影する3つのメリット
1.服装や表情のアドバイスをもらえる
スーツ、ネクタイ、シャツはどんな組み合わせが効果的なのか、表情はどんな感じがいいのか、自分ではわからないことを客観的に、そして経験則に基づいてアドバイスしてくれたので助かりました。
僕は、スーツ2着+シャツ2枚+ネクタイ2枚を持ち込んでアドバイスしてもらいました。行く前に電話して、こんなスーツがあるんだけどって連絡しておくとスムーズに進みます。
2.撮影後にどのカットがいいか相談しながら決められる
僕が行った写真館は、撮影後にiMacでデータを見ながら「このカットいいですね」なんて話をしながら最終データを決めていきます。
微妙な違いの笑顔に優先度を付けてくれたり、履歴書はこっちの笑顔のバージョンがいいなどのアドバイスをもらえます。
そして、最終データが決まると染みや髭の青い部分を修正してもらい完成です。
3.データでもらえる
WEBで応募できる時代なので、写真のデジタルデータは必須です。キレイに修正されたデータを、CDなどのメディアで受け取ることができます。
まだ、転職に成功した訳ではないですが、写真館で撮影して良かったなと思います。クオリティもそうですが、自分のモチベーションが高まるのがよくわかりました。
証明写真はぜひ写真館で!
ちなみに僕はここで撮影しました。
転職サイトから企業に初応募
初の応募は、登録してある転職サイトに掲載されていた「撮影・編集クリエイター」でした。完成したばかりの履歴書、職務経歴書、証明写真を手元に用意して応募。書類審査は転職サイトのレジュメのみで受けることができたのでスムーズでした。
後日、結果がメールで送られてきました。久しぶりの外部からの評価、社内では味わえない緊張感。
結果は、駄目でした…。
用意した書類、写真を使うことなく一発目の応募は終わりました。
準備で応募のハードルが下がる
やっぱり、応募するのって、WEB上とはいえ怖さと緊張感があります。しかーし、書類・ポートフォリオをしっかり準備しておけば、そこのハードルは越えられる。まぁ、落ちましたけどね。
転職の準備必要です。準備に時間が掛かりすぎるのは、逆効果なので完成させることを目標に作業。細部を気にしているのは、今のところ自分だけです。完成させて応募して、駄目だったらブラッシュアップする。書類も自分。
長い戦いになりそうですが、いきなり最終形態には変身できないので、地道にパワーアップしていこうと考えているアラフォーデザイナーです。
アラフォーデザイナーの転職日記2--ポートフォリオ作り--
前回は、転職するという決意と初歩的な準備について書きました。今回は、ポートフォリオ作成です。
Web上にポートフォリオを作る
作品がデジタルデータしか無い!色々調べた結果、ポートフォリオをWeb上に作りたい!ということでこれを買いました!
Webポートフォリオ・デザインブック SNS時代のクリエイティブの見せ方・伝え方
- 作者: 小島幸代,草野恵子,北川貴清,久保靖資
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2018/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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紙でのポートフォリオは何となく学校で習ったけど、Web上でのポートフォリオはまったくわからなかったので、この本は本当に役立ちました。
作品集め
今の会社で制作した作品と、個人的な作品を準備。会社関係の作品は許可を取りながら、YouTubeにまとめました。
いざ、tumblerでポートフォリオ作成
とにかく、この本に身を任せる!ことにしたので、本の通り、tumblerで作ります。
ポートフォリオに適しているデザインテーマを紹介しているので、余計なことを考えずに形にすることができます。
思い通りのポートフォリオは果てしなく遠い
やはりテーマだけでは思い通りのデザインにはならない。HTML、CSSで編集しなければ、思い通りのポートフォリオは果てしなく遠いと感じました。
WEBでのポートフォリオはこれから増えていくと思うので、デザイナーもHTMLとCSSが使えると、就職・転職時の作品発表の幅が広がると思います。(ありきたりな感想)
ポートフォリオの完成
作品の詳細を入力したり、作品のカテゴリ分けをしたり、プロフィールページを作ったり、自分の仕事を振り返りながらポートフォリオが完成しました。
今、ブログ書きながら久しぶりに見たけど、ダメですねー。アイコンがデフォルトのままだし。少しずつチューンアップしていきます。
見やすい、わかりやすいのが前提ですけど、もう少し個性を出したい。tumbler感、丸出しなんで。
作って終わりじゃない、始まりなんだ
ポートフォリオが完成して満足しましたが、これで終わりではなく始まりです。転職活動は、もの凄いエネルギーを消費します。仕事・家族との時間が終わってから転職活動の時間が始まりますが、正直しんどいです。
長い目で、計画的にやっていこうと思います。時には勢いが必要になるときもあるので、エネルギーを確保しつつ、精力的に動きます!
アラフォーデザイナーの転職日記1
年齢との闘い、子持ち、共働き、スキル不足、リサーチなどなど様々な課題がありながらも、新しい環境にチャレンジするアラフォーデザイナーの転職活動を記していきます。
というわけで現在、転職活動中です。
1年前から準備をして、今年に入って企業にアプローチを始めました。
転職するという決意
転職するかどうか自問自答
一番最初にしたのは、本当に転職するのか?という自問自答を繰り返しました。思いつきなのか、本気なのか。今の会社でやれることは無いのか?やりたいことは何なのか?メリットは?どんなリスクがあるのか?
正直、転職するって決めるのが怖かったので、転職するための理由をずっと探してました。
転職すると決めたのは、会社の現状、今の自分と家族、未来の自分と家族を想像した時に、面白いことやって、収入が今より増えて、楽しくやれたら最高!って思ったんでチャレンジすることに決めました。
転職すると決めたが、転職したことない…
これまでの人生で、転職というのものはしたことがありません。今の会社が5社目ですが、職が変わる時はいつも同じで「社内の雰囲気が怪しくなる」→「会社が危ない」→「脱出」パターンです。
次の仕事を決める前に辞めてしまうので、余裕を持って職探しなんてしたことない…仕事が見つかる時は”コネ”が多いです。
会社を辞めることができるのは会社員の特権
フリーランスの先輩に言われた言葉です。この言葉、結構ぐっときました。今回、権利を行使するときは次が決まってからですけどね。
転職するための準備
何となく転職サイトに登録
まずは、転職サイトに登録しました。昔、登録してゴーストになっている「DODA」、そして「リクナビNEXT」に新規登録。
何となく登録したつもりが、レジュメを書くのに死にかけました。自分の経歴整理なんてしてなかったので、前の会社の入社・退社年とか、職務経歴書とか超面倒くさいし、自己PRとか考えてないし…とにかくやること多いです。
自己整理大事です。
いきおいで転職フェアに参戦
今年の3月、転職サイトに登録後、満足してしまった自分を奮い立たせるためにクリエイティブ系の企業が集まる新卒/転職フェアに参戦しました。
まずは格好からということで、鞄を新調し、添削指導もあるというので、転職決意後初となる履歴書と職経歴書を作りました。
しかーし、いざ会場にいくと新卒優先ムード。ブースで「キャリアなんですが」と尋ねると「後から個別でお話を聞かせてもらいます」と言われ、結果…詳細はWEBでパターン。添削指導もやってもらえず、会場を後にしました。
鞄を新調し、履歴書・職務経歴書を書くためのイベント。そして、世の中の現状を知るためのイベントでした。
ポートフォリオ、写真撮影、情報収集、そして応募
ここから更に準備を進める訳ですが、続きは次回ということで。
TV番組のような動画の作り方vol.3--機材--
皆さん、お久しぶりです。2回目のロケのリサーチだったり、ロケや編集したりと前回の更新から随分時間が経ってしまいました。
前回は"構成"について記事を書きました。
今回は、これが無いと撮影もできないし、編集もできない。ということで機材編をお送りしたいと思います。
動画作りに必要な機材
- カメラ
- マイク
- 三脚
- 照明
- PC
- 動画編集アプリケーション
ざっと、こんな感じかなと思います。まぁ、今の時代スマホ一台あれば動画を撮影することも可能だし、アプリで編集することもできます。
ですが、一応TV番組のような動画を作るという趣旨で進んでいるので、機材も一通り書き出してみました。
機材を選ぶときのポイント
僕が機材を選んだときのポイントは
- 使いやすさ
- 金額
- 機能
の3つに重点を置いて選びました。
では、実際に使っている機材を紹介していきます!
1.カメラ
Panasonic デジタル4Kビデオカメラ VX985M 64GB あとから補正 ブラック HC-VX985M-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: Camera
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三脚
Velbon ビデオ用三脚 レバー式 EX-447 VIDEO 4段 小型 フリュード雲台付 クイックシュー対応 アルミ製 301468
- 出版社/メーカー: ベルボン
- 発売日: 2014/04/04
- メディア: 付属品
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カメラバッグ
エレコム ビデオカメラケース ZEROSHOCK レインカバ- ZSB-DV003BK
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2011/08/01
- メディア: Camera
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マイク
SDカード
Komputerbay 128ギガバイト クラス10 SDXC UHS-I 600X 高速メモリーカード 60メガバイト/秒の書き込み 90メガバイト/ s の読み取り 128 GB
- 出版社/メーカー: KOMPUTERBAY
- メディア: 付属品
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カメラバッテリー
PC
アプリケーション
TV番組のような動画の作り方vol.2 --構成--
前回は、軸となる"企画"について解析しました。
今回は、番組の内容と流れで"構成"について解析していきます。
構成って何?
こうせい【構成】
各部分を集めて、または各部分が集まって全体を組み立てること。その組み立て。
google翻訳より
僕なりに、ざっくり言えば動画の"順番"、"流れ"です。ユーザーがわかりやすくて、見やすい構成であれば自由に組んでいいと思います。
僕が考えた担当しているグルメ番組の構成
ここまでをロケ前に固めておきました。実際にロケに行って、ディレクションしてカメラを回してわかったことは、構成が確立していないとパニックになる!構成のおかげで何を撮ればいいのか悩まずに撮影できました。
構成はロケ前に固めておけ!
むしろ構成が決まっていないとロケはできない!
構成を考える場合のポイント
僕が意識したのは当たり前なんですが、しっかりと企画意図を反映し、構成の中に番組のテーマや目的を満たすことのできる内容を必ず入れる。ということです。
僕の構成で言うと
- 6.食レポ:ご当地のアイスやまんじゅうを食べ、地域の特性に触れます
- 7.商品選び:どんな物が選ばれるのか?またどんな物があるのかを伝える
- 8.商品紹介:商品の特徴や、地域との関連性に触れ、魅力を引き出す
がそれに当たります。
他の内容は、番組説明や場所の紹介、5、6、7につなぐための伏線や、番組を締めるなどの役割があります。
それぞれの役割
- 1.オープニング:本編の映像を少し使い、キャッチコピーとBGMを乗せることでユーザーの興味を引く。最後にタイトルロゴモーションIN。
- 2.番組説明:Youtubeで配信するので、どの動画を見ても番組内容がわかるようにしておく。
- 3.地図演出:おとずれた場所を地図上に表示するアニメーション。
- 4.オープニングトーク:地域の特徴や名産品などの話をして、メインコーナーに入っていく。
- 5.店内散策:お店の中を散策し、空間情報を伝える。
- 9.エンドトーク:番組の終わりだということをユーザーに伝える重要なパート。
より楽しく魅力的な構成を追い求める
僕もまだロケが1回、短い番組を7本作っただけです。回数を重ね、経験を積み、もっと面白いものを発信していきたいです。そのために必要なものが今回のテーマ"構成"です。
次回は、撮影機材についてを解析します!
TV番組のような動画の作り方vol.1
TV番組のような構成で動画を作りたい!が作り方がわからない
僕は映像制作を仕事としている。だが、新しく受けた案件で初めてロケに行き、自分でカメラをまわし、ディレクションを行い、編集するということを初体験した。
しかし、いざ情報を得ようと思っても、この情報社会にも関わらずTV番組の作り方なんてものは、どこにも書いていない。
そこで、僕が今、仕事で制作しているYoutubeで配信予定のTVっぽい動画の制作過程を解説しながら番組制作とは何かを考えていきたいと思います。
制作過程の解説は全5~6回
内容は以下のようなものになります。
- 企画
- 動画の構成
- 撮影機材
- ロケの準備と当日
- 編集
- 公開
番組企画を考える
撮影とか編集とか色々ありますが、まずは企画です。
どんな仕事でも、ここがしっかりしていないとダメです。
企画自体は、クライアントからの持ち込みだったので、僕は以下の5つに重点を置いて企画を煮詰めました。
- 企画内容
- 構成
- ロケ場所
- 放送形態
1.企画内容
僕が今やっている企画内容は「北海道を巡って各地の名産品を見つけ、その名産品をクライアントのお店で商品として扱う」となります。
企画自体はクライアントからの持ち込みなので、僕はそれを膨らませました。
2.構成
企画が来た時は、構成はほぼ何も決まっていませんでした。
なので、クライアントもスタッフも企画内容は理解しているが、完成した形が描けずにいたので、おおまかなに文章で構成を作りました。
- 番組オープニング
- 番組内容説明
- 地図演出※本日のロケ地
- オープニングトーク
- 店内リポート
- 商品選び
- グルメコーナー
- 商品紹介※6で選んだ商品を紹介する
- エンディング
こういった形で構成を作り、ロケ地候補に挙がっていた場所でシミュレーションをして関係者全員のイメージを作り上げていきました。
3.ロケ場所
ロケ場所は名産品のリサーチを行い、アポを取り、移動の効率を考えて順番を決めます。アポが取れなかった場合は、現地で再度お願いするか、商品を購入して違う場所で撮影することにしています。
宿は今のところ、クライアント側で手配してもらっているので僕は何もしていません。助かります!
4.放送形態
Youtubeチャンネルを作り、アップする。尺は、スマホ、PCでの視聴がメインになるので2~4分程度。配信日は特に設けていないので、編集が終わったものから順次アップしています。
また、ロケの様子などをInstagram、Facebookで発信しています。
まとめ
撮影・編集時のテーマのブレが無くなるので、企画と構成を煮詰めることは必須作業です。
ガチガチに固めても面白みが無くなってしまいますが、企画意図が見えないままロケに行ってしまい、その場のノリで撮影してしまうのが一番危険です。
※その時は楽しいですが、編集が大変になり、内容が中途半端になってしまいます。僕も絵が足りなかったり、こういうカット欲しかったーと編集で叫んでおります。
次回は「構成と撮影機材」について解析していきます。